当日は、約270名の皆さまにご参加いただき、盛況のうちに無事終了しました。
会場の様子や、サヘル・ローズさんからのメッセージもご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
サヘル・ローズさんからのメッセージ

このたび、
映画『花束』を大阪で届ける機会をつくってくださった『風・みらい財団』の皆さまに、心から感謝しています。
そして、当日、会場まで足を運び、『花束』を受け取ってくださった皆さまにも、感謝の気持ちでいっぱいです。
『花束』は、児童養護施設で育った若者たちとの出会いから生まれた作品です。
私は、この映画を『観ていただくこと』だけを目的にはしていません。
作品を通して、これまで知らなかった現実に触れ、誰かと話し、自分なりに考え、その先にある行動へとつながっていくこと。
そこまで含めて、この映画を届ける意味があると思っています。


当日、会場で皆さまと一緒に『花束』を見届けながら、あらためて感じたことがありました。
映画は、スクリーンの中だけで完結するものではありません。
観てくださる方がいて、その方の中に問いが残り、誰かとの対話が生まれたとき、初めて次の場所へ進んでいくのだと思います。
上映後、会場に流れていた空気や、皆さまの眼差し、1つひとつの言葉から、『知ろうとすること』の大切さを強く感じました。
そして今回、私が特に心に残ったのは、風・みらい財団が果たそうとしている『つなぐ』という役割です。
支えたいという思いを持つ人や企業と、支援を必要としている子どもたちや現場。
その間には、まだまだ距離があります。
思いがあっても、どのように関わればよいのかわからない。
支援したくても、どこに届ければよいのかわからない。
一方で、現場には確かに必要としている声があります。
その間に入り、思いを具体的な支援へとつなげていく存在は、とても大切です。
社会的養護を必要とする子どもたちのことを、一部の人だけの課題にしない。
誰か特別な人だけが背負うのではなく、企業も、地域も、私たち一人ひとりも、それぞれの立場から関わっていく。
風・みらい財団の活動には、そうした新しいつながりを生み出していく力があると感じています。
支援とは、一方的に『してあげる』ことではなく、まず知ることから始まるのだと思います。
そして、知ることで、見え方が変わり、関わり方が変わっていく。
『花束』が、その最初の一歩になれていたなら、これほど嬉しいことはありません。
今回の出会いが、この一日で終わるのではなく、子どもたちの選択肢や可能性を広げる支援へとつながっていくことを願っています。
そして、風・みらい財団の皆さまが、これからも人と人、企業と現場、思いと行動をつなぐ存在として、その輪を広げていかれることを心から願っています。
当日お越しくださった皆さま、そして『花束』を大切に受け取ってくださった皆さま、本当にありがとうございました。
サヘル・ローズ